オーグラインを使ったDOCKケーブルの作成

2012.7.7|オーディオ 改造| から tokusun

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前回、PHPAの導入とオペアンプ交換を行いました。

大変音の向上が見られましたが、まだまだです。

PHPAをiPodやiPhoneで使う場合、Dockケーブルを経由してデジタルで音をライン出力しますが、線材の種類などでまた音が大きく変わってくるというのですから不思議です。

(2013.07.23:ご指摘を受けて修正しました。デジタル信号ではなく、アナログですね。投稿当時の知識の曖昧さが;;)

PHPA用のDockケーブルはPHPAメーカーなどから様々な形状や長さ、線材の種類などあり、値段もピンきりです。

が、これらは何故か5cmほどの長さのケーブルでも¥5,000~2,0000ぐらいの値段がするものが多く、ボッタクリにも程がありますwww

そこで、最近Dockケーブルを自作できるという話を聞いたので、低コストかつ、自分の要求仕様にあったものを作ってみようと思いました。

最も高音質でオーディオデータの伝送ができる線材で有名なものにオーグラインという線材があります。

これは金と銀の混合材で、やはりちょいとお値段が高めです。

どうせならいいものを使いたいので、オーグラインをチョイスします。

線材の太さは、太さによって音量などに変化があるようで好みにもよるのでしょうが、最初ですから最もバランスが良いとされているφ0.4mmのモノを選びました。

 

さて、材料を揃えて制作に入ります。

いろいろ歩きまわるのも面倒だったので、秋葉原のeイヤホンですべて一括で揃えました。

DOCKケーブルの作成1 材料

①白オーグラインPTFE線 φ0.4 mm (¥1,260-)

②オヤイデ電気 DOCK KIT for Apple (¥525-)

③オヤイデ電気 絶縁キャップ 黒 (¥100-)

④オヤイデ電気 P-3.5 SR (¥1,080-)

⑤オヤイデ電気 オーディオ用ハンダ線 SS-47 バラ売り1m (¥350-)

 

①はオーディオ伝送(L/R)のケーブル部に使いますが、GND(共通)のケーブル部にはジュンフロン線などの安い線を使っても問題ないでしょう。だってGNDは音質に関係無いですからw

④は安いものでも問題ないでしょう。ただ、高品質にこだわりますので、今回はオヤイデ電気の最高級プラグのシルバー+ロジウムメッキのものを選びました。メッキものだと特に端子が劣化しにくいというメリットもあるので良い物を選ぶとよいでしょう。

⑤のハンダ線に関しては普通のヤニ入りハンダでも良いかと思います。今回はせっかくいいものを作るので、おまじない的な意味で銀入りオーディオ用ハンダを使ってみることにしました。

 

まず、KITから組み立てていきます。

基本は説明書どおりに進行していきます。

DOCKケーブルの制作 KITの組立1

基板上のプリント配線にフラックスを塗りつつ、予めハンダを盛ってからコネクタと基板をつなげます。

DOCKケーブルの制作 KITの組立2

DOCKケーブルの制作 KITの組立3

赤丸の部分をハンダ付けしてつなげます。

 

次に、チップ抵抗の取り付けですが、説明書によると…

DOCKケーブルの制作 KITの組立4

正しい位置ってドコだよ、、、

といった具合に、初心者には全く意味不明なこと書いてある不親切仕様w

まぁ、抵抗の大きさは同じものですので、付くところにしか付きませんから。

DOCKケーブルの制作 KITの組立5

DOCKケーブルの制作 KITの組立6

それぞれ赤丸の位置にチップ抵抗が付きそうな部分が用意されてるので、そこに一つづつ付けます。

ピンセットでチップ抵抗を摘みながら、横から予め基板に盛ったハンダを溶かしつつ位置を調整、ハンダ付けしましょう。

ハンダ付けが終わったら、付属の金属パーツをはめ込んでおいて、ひとまず置いておきます。

 

次に、ミニジャックとケーブル部の加工です。

DOCKケーブルの制作 ケーブル部の作成1

今回、私の予定では5cmのショートタイプのケーブルを作りたいので、それに合わせてオーグラインを3本カットします。

当然、5cmでカットするとそれ以下の長さになりますので、余分に必要なケーブルの長さを適当に測ります。

DOCKケーブルの制作 ケーブル部の作成2

予想では3cmくらい余分に必要そうなのでオーグラインを8cmでカットしておきます。

DOCKケーブルの制作 ケーブル部の作成3

ハンダ付けする前に、オーグラインの被覆を3mmくらいむいておきます。

DOCKケーブルの制作 ケーブル部の作成4

被覆は耐熱電子ワイヤーなどの被覆より剥きづらいので、ニッパー等で傷をつけて毟るように剥くとよいでしょう。

 

次に、ケーブルをつなげます。

DOCKケーブルの制作 ケーブル部の作成1

赤丸の位置にそれぞれケーブルをつなげます。

DOCKケーブルの制作 ケーブル部の作成2

つなげたあと、三つ編みなどでケーブルをまとめます。

この時、ケーブルがどれかわからなくなりますので、L/R/Gをマーカーなどで印付けておくとあとで苦労が減りますw

なお、今回は使用しませんでしたが、熱収縮チューブなどでオーグラインに被覆すると依れず纏まりがいいです。見栄えも良いですからねー。

赤丸の位置にケーブルが動かないように、ホットボンドなどで固めておきます。

コレが終わったらDOCKの裏蓋に納め、絶縁キャップを必要分とミニジャックの蓋を通しておきます。

DOCKケーブルの制作 ケーブル部の作成3

その後にミニジャックに配線をハンダ付けします。

ピンアサインは以下のようになっているので、それぞれハンダ付けします。

DOCKケーブルの制作 ケーブル部の作成4

LとRは間隔が近いのでショートしないように。

GND(共通)はどこでも良いのでハンダ付けします。

DOCKケーブルの制作 ケーブル部の作成5

ハンダ付けが終わったら絶縁キャップを被せてミニジャックの蓋も閉めます。

 

完成です!

DOCKケーブルの制作 完成品

おお、ちょうどケーブル部の長さが5cmになりましたw

 

動作テストです。

肝心な音の方ですが、すっきりした上品な感じの音です。

市販の安物Dockケーブルに比べ、ギターのさらさらした音や、遠くの音などがよく聞こえるようになりました。

 

完成品の高いものを買うことに抵抗がある人は是非自作してみてはいかがでしょうか?

 

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